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脚本(電子書籍):【Vector】(2014・野外公演)

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-公演脚本-
*本商品は公演脚本PDFファイルのダウンロード販売となります。
*本公演の動画は演劇動画配信サービス『観劇三昧』でも視聴可能です。
https://kan-geki.com/streaming/play/466
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2013年10月、京都・吉田神社で1000人を動員した野外公演に続き、
2014年10月、会場を1100年以上の歴史を持つ石清水八幡宮で創建以来初の、4日間だけの野外演劇上演。

公演PV>http://youtu.be/f-S53Kk5Gcs
劇団コンセプトPV>http://youtu.be/5I7VX-uKAvo


平成26年度(第69回)文化庁芸術祭参加公演
VOGA
第10回本公演
【Vector】
2014年10月17日(金)〜20(月)(全4回公演)
京都・石清水八幡宮 野外特設舞台

【作品紹介】
平安時代末期、京都。

いまはむかし、京の東の端の朽ちた庵に、仲睦まじい夫婦があった。
その夫は一流の仏師をこころざし、旧都奈良より妻をともない仏工各派の名門が集まる京へ上ったのであった。
しかし出自を理由に仏工各派の入門かなわず、やがて夫妻は困窮し乞食同然の暮らしに身をやつすのであった。

或る日。
いつものように五条の橋の上にゴザを敷き、自作の木像を売る夫の目の前で、平氏の牛車が何者かに襲撃される。慌てて賀茂川に飛び込み難を逃れた夫は、やがて静かになった橋に戻り事切れた武士たちに手を合わせる。心持ちの落ち着いた夫、走り去った牛車から落ち残された、絹の反物や冷たくなった武士たちの刀に目を奪われる。悪心が芽生える。あたりを見渡すと人々は騒動を避け遠く去り、だれもいない。夫は貧しさに堪える女房の、すっかり頬の削げた顔を思い浮かべ意を決する。それらを拾い盗み取り、猿のごとく東へ逃げ去る。
しかし、運がない。
だれも見るものがないと思われたその始終は平氏の少年密偵カムロにしかと監視されていた。
仏工夫婦はそれ以来、舎人に追われる身となる。

或る日。
御所を守る舎人は不思議な体験をする。
ふと気づくと柵に囲まれている。囚われの身。身動きできない。柵の向こうでは風が吹き荒ぶ。まるで風の音や冷たさが様々の記憶を呼び覚ますように感じる。はっとする。その風に乗って男の声がする。その男は舎人に問いを重ねる。見た夢について、義務について、なすべきことについて。舎人は答えるたびに目が開くように感じる。なすべきことを覚える。『時が近づいている』重要性を感じる。いつのまにか柵が消えている。男は「やっと気づいたか。おまえはおまえ自身の行為を明らかにしたせいで自身に囚われてしまったのだ」という。名を問うと男は天狗と名乗った…。

或る日。
トキが群れている。
そこは京の遺骸の捨場所、鳥辺野。追い剥ぎとなり下がった仏工夫婦が遺骸の着物を剥いでいる。すっかり手馴れた様子で仕事を済ませると野犬の群れの鳴く声。慌てて立ち去る夫婦。
トキの群れは遺骸をついばみ、また啼く。鳥たちは遺骸の無念を聞く。鳥たちは遺骸のひとりに語りかける。その遺骸は事件に巻き込まれ死んだ件の舎人である。トキにうながされた舎人は甦り、『愛する女と歌を詠む旅をする』人生を持つことを思い出す。そして一羽のトキがひとりの女となり、誓い合い、永遠に続く旅へと出立するのであった…。

【Vector】には自由と制限がある。平安時代前期より現在まで1100年以上の歴史を持つ石清水八幡宮での上演に特化した作品であり、また【徒然草】や【今昔物語】に登場する神宮である。そこにインスピレーションを得て、各エピソードは【今昔物語】に収録されていそうな物語を新たに創作し、編んだ。ひとつは夢を抱き、挫折し、やがて不幸な運命に流されていく仏師夫婦のエピソード。もうひとつは幾度も生と死を繰り返しながら、恋の持つ出会いの喜び・死別の哀しみを永遠に再現させる旅する男女のエピソード。このふたつのエピソードが物語を運び、前近代から現代を直線で結ぶ『ベクトル』となる。この物語は自由である。

そして奉納以外の舞台上演は石清水八幡宮の1100年の歴史で初めてということもあり、再演するに叶わない公演であろう。つまり、この映像に収められている舞台はこのDVDの中でしか再現性を持てない。その制限ある公演の記録として、VOGA【Vector】公演を楽しんでご覧いただきたい。

■Cast
草壁 カゲロヲ
谷 弘恵

東 洋(東洋企画)
玉城 大祐(発泡鉄)
大畑 力也
岡本 昌也
足立 昌弥

タナカ・G・ツヨシ
森田 深志
望月 卓哉
横山 直樹
堀井 和也
新居 達也(CrossRopeLife)

渡辺 綾子
長光 麻紀子
土居 志央梨
水本 佳奈子

うめいまほ
松田 由佳(エーライツ)
松浦 倫子
フクニシ ヨシミ
赤坂 咲桜

川北 唯(オセロット企画)

■Staff
脚本・演出・音楽 = 近藤 和見
舞台監督 = 澤井 克幸
美術監督=青木 勉(大原野アトリエ)
照明=高円 敦美
照明操作=森 瑞樹(株式会社フルスペック)
音響=上月 亮(artical-inc)
SE=浅葉 修
音楽制作補=甲田 徹
音響機材=KYOEI
機材協力=松尾 謙(Sound-1)
映像=吉光 清隆
衣裳デザイン=山口 禮子
衣裳=樹下 由紀・川口 果恋
メイク=福田 桃子
メイク助手=正田 沙希
演出助手=辻本 佳
演出補助=米川 幸 リオン
宣伝美術=七田 淑子
表紙絵=タムラグリア
記録映像=酒井 麻衣(株式会社 海空)
記録写真=井上 嘉和
美術部=西山 寛・今道 鮎美・浅野 絵理奈
制作=片岡 大樹(ミロク革命社)・渡邊 真帆・髙木 佐世子・築地 静香
制作協力=鮫島 サトシ・真島 淳太・星川 ユリコ・昭和 今日子・ハ スジョン・中川 絵美・柴田 友美・岡野 万里子・正木 ナオ・柏村 有美・真田 貴吉・のたにかな子・平井 陽(地球は丸い)・仲島 義人(地球は丸い)・伊藤 豊・齋藤 秀雄・nano食堂・お粥さんBAR京楽・カルチア食堂
美術特別協力=友井工芸
統括S/V=水波 流
特別協力=林 海象

■協力
岩清水八幡宮
一般社団法人 八幡市観光協会

■賛助
ミロク革命社
海空
ALL NEW COMPANY

■助成
芸術文化振興基金

■後援
京都造形芸術大学
ART COMPLEX
ギア

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